鍛冶職人で有名な兵庫県三木市の播州三木 和釘職人が作った火造り創作耳かきをご紹介します。鋼でできた耳かきというだけでも珍しいですが、職人による手作りで、風合いも使用感も味がある商品だと思います。
特徴について
日本の神社仏閣や城などの伝統的な建築物でいまでも利用されている和釘と同じ素材、同じ技術で作られた耳かきです。和釘職人が、一本一本、丹精込めて打ち伸ばして仕上げられています。手作りの商品ですので、一つ一つ個体ごとに多少違いがあります。
鋼の耳かきだと硬すぎるということでしょう。さじ側に平らに薄く伸ばされた部分があって、そこが絶妙に鋼の粘りを活かしてしなることで、力の入れすぎを防いでくれます。
おすすめポイント
耳かきにしては少し値が張りますが、軽くてかさばらないですので持ち運びに便利です。二年ほど使っている私がおすすめポイントをまとめてみます。
細さ
竹などの素材では考えられないほどの細さです。手作りなので個体差がありますが、私のものだと太さは1.7mmと極細です。竹だと簡単に折れてしまうような、鉄だからできる太さです。
この耳かきが家に届いたときは細すぎないかと思ったのですが、使っているうちにこの細さに慣れてきたのかもしれませんが、しなり方といい、コントロールしやすさといい、ちょうどよい太さだということに気づきます。
携帯性
全体的に細く、軽いので邪魔にならずに持ち運ぶことができます。細くて心配なので筆箱に挿しておいても邪魔にならないです。ちょうどペンと同じような長さですので、筆箱に入れておいても全く違和感がありません。
鋼の質感
和釘職人が打ち伸ばした鋼で作られているのですが、当然塗装がされているわけではなく素材のままなのが触ったときに分かります。塗装が剥げたりする心配もありませんが、鉄なのでいつか錆びるかもしれません。二年間普通に使っていますが、いまのところは錆一つありません。
鉛筆立てに耳かきを置くとしても、竹製で白いフワフワした羽毛の梵天がついたものなんてありえないです。この耳かきであれば、許容できます。でもちょっと細すぎて鉛筆立ての中だとペンにまぎれて探しづらくなってしまいそうです。
まとめ
播州三木 和釘職人が作った火造り創作耳かきをご紹介させていただきました。鋼でできた耳かきですが、適度なしなりがあって使いやすくなっています。手作りですので、入手可能なうちにぜひ手にしてみてください。
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