ライオン事務器は、1792年(寛政4年)創業の筆墨商「今津屋」に端を発する由緒ある企業です。ライオンというと日用品メーカーのライオンを思い浮かべますが、まったくの別会社です。資本関係はありません。主要株主が大塚商会であるように、オフィス向け商品を多く取り扱っています。
そんなライオン事務器のはさみは、コクヨなどの一般的な文具メーカーと違い質実剛健というかシンプルなデザインのものが多いです。その中でもLSS-10Sは最高にシンプルでかっこいいはさみだと思います。
特徴について
刃渡り79mmと一般的な事務用はさみのサイズで、紙を切ったり、テープを切ったり、オフィスでの一般的な作業に使いやすいものになっています。
刃に粘着剤がつかないことがはさみの重要な機能になっていますが、このはさみもフッ素加工がされ粘着剤が付きづらくなっています。セロハンテープを切って、刃に張り付いたテープをはがすのは本当にストレスですので、この機能は非常に重要です。
ハンドルは左右対称で、ガラス繊維入強化ナイロン樹脂になっています。左右対称であるので、向きを気にせず素早く作業するのに適していて、丈夫なガラス繊維入強化ナイロン樹脂は、長年使っていても傷が入るリスクを減らしてくれます。
おすすめポイント
ライオン事務器のLSS-10Sは、2丁持っていて1丁は筆箱にそのまま入れています。そんなLSS-10Sのおすすめポイントをまとめます。
左右対称の美しさ
はさみは力の入れやすいさを考えれば左右非対称が良いと思います。洋裁ばさみであれば機能を優先して非対称にすべきですが、事務用のはさみは効率や見た目の美しさが優先されるべきです。左右非対称のいびつでどうしても好きになれませんが、この左右対称で大きすぎないハンドルがとても良いです。
はさみはそれほど使う機会は多くないけど、無いと困るものだと思います。身の回りに置いておくものが不格好だと不愉快ですよね。鉛筆立てに挿しておいても邪魔にならないとても良いデザインだと思います。
丈夫
ガラス繊維入強化ナイロン樹脂のハンドルが丈夫なことはもちろん、はさみとしての作りも非常にしっかりしています。歴史がある日本企業のはさみですから、当然なのかもしれませんね。安心のMADE IN JAPANです。
事務用品なのでガシガシ使いたいけど、すぐに壊れたり、傷だらけになるようだと困ると思います。このはさみはそんな点、まったく問題なしです。
ブラックの質感
カラフルなはさみ、ぴかぴかのはさみに抵抗がある方にこのはさみは一番にお勧めできます。かという私も黒じゃなきゃ嫌なたちです。
樹脂部分が微妙に黒じゃないものも多い中、このはさみはオールブラックです。更にガラス繊維入強化ナイロン樹脂は質感が良くて、チープな感じがしません。
まとめ
ライオン事務器のフッ素加工はさみ LSS-10S をご紹介させていただきました。見た目にカッコよくて、実用的な事務用はさみをお探しであれば、断然おすすめです。
同じライオン事務器の別のはさみも紹介していますので、下の記事もあわせてご覧ください。
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