ロットリング(rOtring)は、ドイツの製図・筆記具ブランドで、この600シリーズは1980年代に誕生して以来、ロットリングの代表的な商品となっています。このロットリング 600 メカニカルペンシルは、製図用のシャープペンシルになります。
芯の太さは、0.35mm、0.5mm、0.7mmがあります。今回は0.5mmをご紹介します。
特徴について
600シリーズのメカニカルペンシルは、完全なメタルボデーでしっかりとした重量感とバランスに優れたシャープペンシルです。
先に紹介したラピッドプロと違いトレードマークの赤いリングは、ノック近くに配置されて主張しすぎていません。またロゴの赤と調和して、線を描くツールとしての風格があります。
軸の直径は8.0mmで、8.5mmあるラピッドプロよりも細く感じますが、これは鉛筆の太さに合わせてあります。鉛筆の太さの規格は8.0mm以下ですので、ちょうど鉛筆を握っている感覚と同じようにシャープペンシルを扱えます。
製図用のシャープペンシルですので、芯の硬度表示用の窓がついています。こういったところの品質にも手を抜いていないところが日本製であることを表しています。
ガイドパイプは固定式でしまうことはできませんし、クッション機構もありませんが、芯ガイドを含め金口と一体型になることによって、軸が一切ぶれないソリッドな書き心地を実現しています。まさにプロ仕様のシャープペンシルです。
おすすめポイント
ロットリング 600 メカニカルペンシルは、製図用のシャープペンシルですが製図だけで使うには明らかにもったいないです。この600を普段使いしている私がおすすめポイントをまとめます。
書き心地最高
軸がしっかりしていて、余計な機構が入っていないのでダイレクトに芯を紙の上に滑らす感覚が、鉛筆と同じ太さのグリップを介してはっきりと伝わってきます。
真鍮製で多少重めですが、バランスが良いので書いている際に重さは感じず、重力で適度に芯を紙に押さえる感覚で、かえって力を使わずに書くことができてしまいます。
ロットリングには、800+、800、ラピッドプロのシリーズにもシャープペンシルがありますが、書き心地で言うと群を抜いて600シリーズが最高だと思います。
線を描くツール
上質なブラックのパウダーコートの6角形のシャフトに、赤の差し色が相まって、何か工業的な風合いでていて、工具箱に入っていても不思議ではないデザインだと思います。
サイズの違ったスパナを工具箱にしまうように、硬度と太さを揃えて数本を筆箱にしまうためにあるような、まるで線を描くツールのようなシャープペンシルです。
もちろんかっこいい
艶消しブラックのパウダーコート塗装が出す重量感のある風合いと、ローレットグリップから6角形のシャフトが描く直線が見事にマッチしていてかっこいいです。
まとめ
ロットリング 600 メカニカルペンシルをご紹介させていただきました。普段使いでかっこいいシャープペンシルを探しているのであれば、是非これを一度は手にしてほしいです。絶対におすすめです。
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