1939年創業のGerberは当時包丁メーカーでしたが、1958年にアウトドアナイフの販売を開始して以来、ナイフとマルチツールのメーカーとして有名になりました。品質の高さは折り紙付きで、世界各国の軍や警察で正式採用されています。
そんなGerberですが、小型のツールもたくさん出しています。このDIMEは全長7cmの小型のマルチツールです。
特徴について
収納したときの全長は7cmととても小さくて、ステンレス鋼製ですが重さは62gととても軽いので常にポケットの中に入れておいても邪魔になりません。
ツールは全部で12種類あります。ラジオペンチ、スプリング付プライヤー、ワイヤーカッター、毛抜き、栓抜き、ナイフ、パッケージオープナー、はさみ、マイナスドライバー(中)、ヤスリ、マイナスドライバー(小)、首紐リング。
おすすめポイント
Gerber DIMEは10年くらい無くさずに使っています。結局これが一番使えるのかもしれません。
外に持ち出せる
マルチツールは机の中にしまっておいても何の役にも立ちません。外で使って初めて意味を持ちます。しかし日本には銃刀法と軽犯罪法という厄介な法律があります。
かなり昔ですが、鍵とLeatherman MICRAをカラビナでベルトループにつけて銀座を歩いていたところ、お巡りさんに捕まり警察署に連れていかれてLeatherman MICRAを没収されました。
Leatherman MICRAもこのGerber DIMEも同じようなサイズですが、このサイズだと刃渡り6cm以下で銃刀法違反にはならないけど、軽犯罪法によって取り締まり対象になります。たとえ小さくても街中で正当な理由なくナイフをもちあるくと没収されたり、罰せられたりします。
ただし小さいナイフはすぐに使用できる状態にしていなければ罰せられることはありません。カバンの奥にしまっておくとかは問題ありません。ポケットは隠して携帯しているとみなされてダメですね。
というわけで、このGerber DIMEはカバンにいれて持ち歩く程度であればギリギリ大丈夫です。捕まったら素直に没収されてください。三千円くらいですし。
プライヤー
サイズに関わらずマルチツールで一番使うのがプライヤーです。プライヤーが一番使いやすい位置にあるのはマルチツールの最低条件だと思います。Gerber DIMEのプライヤーは小さいですが使いやすいです。
このサイズで最強
Leathermanにも小さいMICRAとかもありますが、使いやすさでいうとGerber DIMEが圧倒的に上です。最も使うツールが何なのか、あまり使わないツールは何なのかをよく理解して配置されていると思います。
Leathermanと比較すると、やはりつくりの良さはLeathermanが上です。値段もLeathermanの方が高いので当たり前かもしれませんね。眺めたりいじったりする程度であれば、Leathermanの方が満足度が高いです。ナイフをつかったり、実際に活用するとなるとGerberの方が良いです。
まとめ
今回はGerber DIME Blackをご紹介させていただきました。日本の法律だとこのサイズががぎりぎりカバンの中に入れて持ち運べます。日本でマルチツールをマルチツールらしく使える数少ないマルチツールです。
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